なぜ台風上陸が今年2016年は多い?東北・北海道に上陸した理由

 

今年2016年は、台風が上陸するケースが多いと思いませんか?

実際、先月8月に台風が日本に上陸した回数は4回

8月の上陸数としては、歴代1位タイの数となっております。

1位4回2016年
1962年
2位3回2004年
1992年
1960年

今年発生した13個の台風のうち、日本上陸したものは5個。

これは平均の倍の上陸ペース!

今年最強となりそうな台風14号も発生したという速報ニュースもあり、今後の進路が非常に気になるところです。

出典: Twitter

 

なぜ日本に上陸する台風が今、増えてきているのでしょうか?

特に、西・東日本に比べ大雨が少ないとされていた北日本(東北や北海道)地域に、台風が上陸するケースが目立っております。

 

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先ず、台風上陸の定義

台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸に達した場合を言う。

  1. ある地点への台風の接近:台風の中心が、その地点を中心とする半径300km以内の域内に入ること。
  2. ある広がりをもった地域(地方予報区など)への台風の接近:台風が、その地域の地理的な境界線(海岸線、県境など)から半径300km以内の域内に入ること。

引用: デジタル台風:台風の上陸・接近・通過の定義

台風の中心の定義は色々あるのですが、台風の気圧極小点が、北海道・本州・四国・九州の上に来たときが台風上陸とお考え下さい。

 

今年の台風の特徴

今年は台風発生が遅かった

2016年の台風1号の発生日は「7月3日」。

これは1998年の「7月9日」の次いで、過去2番目に遅い発生日となります。

例年よりもかなり遅く発生したにも関わらず、上陸ペースは平均の2倍を記録している異常事態。

台風1号の発生が遅れた理由は?

今年2016年の6月頃は、エルニーニョからラニーニャへの移行時期でした。

これにより、台風発生時期が例年よりも遅れたのが原因です。

エルニーニョ/ラニーニャ現象 エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象です。

逆に、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれ、それぞれ数年おきに発生します。

引用: 気象庁 | エルニーニョ/ラニーニャ現象とは

  • エルニーニョ → ラニーニャ:台風は少ない
  • ラニーニャ → エルニーニョ台風は多い

尚、ラニーニャ現象の年は、夏はとても暑く冬はとても寒くなることが多いです。

今年の冬は寒くなりそうです・・・・

今年の台風進路ルートがおかしい原因

typhoon-route

上図のように、チベット高気圧太平洋高気圧が日本列島の両サイドに位置。

日本列島はこれら2つの高気圧に挟まれるような形になり、高気圧の谷間となった東北から北海道にかけてのルートが、台風の通り道となってしまいました。(勢力ある高気圧は台風をブロックします。)

これが8月に北日本に台風上陸が頻発した理由です。

台風10号の不思議な進路

出典: Twitter

台風10号のルートにいたっては、沖縄の東海あたりまで南下後、なんとUターンして東北地方の太平洋側へ上陸。

これは、3年に1度の確率で発生すると言われる、反時計回りの気流・モンスーン渦が原因でした。

 

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8月の台風連続上陸による被害

東北の落果被害!

出典: Twitter

秋田県など東北地方でモモ・リンゴ・ナシなどの落果、倒木が相次ぎました。

3割もの果物が落果被害にあった果樹園もあり、連続上陸の台風によって深刻な爪痕が残されました。

北海道の観光産業も大打撃!

出典: Twitter

北海道の高級リゾートホテルでは、度重なる台風上陸の影響により、全客室の25%がキャンセルに!

海産物にも大きな影響が!

出典: Twitter

台風のため、漁に出られず仕入れ値が高騰!

一時、サンマ1匹(200g)の仕入れ値が、290円 → 490円と、200円も値上がりに

このように、台風の被害は巡りに巡って、私たちのお財布にも影響を及ぼすのです。

 

今後の台風の動向

日本テレビで気象解説をされている気象予報士・杉江勇次さんによると、

  • 気圧配置は例年の形に近いものに戻った
  • そのため8月のような連続上陸のような異常事態が起こる可能性は低い

とのこと。

それでも本格的な台風シーズンはまさにこれからであり、例年より台風発生が遅かった分、9~10月にかけて台風が多発する可能性もありますので、引き続き注意が必要です。

 

 

台風は通常、海面水温27~28℃あたりで発生・発達します。

もし台風の卵が赤道付近で産み落とされた場合、温かい海で発生するため、よりパワーのある台風となります。

今年2016年の台風は日本全土、どこに上陸するか全く予想がつかないため、台風が接近する前に万全の対策をすることが極めて重要になってくるでしょう。

みなさん、何卒お気を付けください。

 

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