砂の塔の犯人が誰か予想!笛吹き男ハーメルンと8話のある出来事が酷似

 

ドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』も8話を終え、いよいよ物語は佳境に入りました。

第8話では犯人を予想するうえで、非常に大きなヒントとなる2つの出来事がありました。

 

一つは、被害者の少女が犯人の正体を示唆する「口笛」を吹いたこと

もう一つは、ある登場人物が第8話で陥ったシチュエーションです。

 

やはりドラマ「砂の塔」は、あの本当は怖いグリム童話の話をなぞっているのかもしれません・・・

 

スポンサードリンク

ハーメルンの笛吹き男は実在した?

グリム童話「ハーメルンの笛吹き男」

誰もが知る、お馴染みの有名童話にも、実は背筋が凍るようなストーリーが隠されていたりします。

2000年頃、“本当は恐い童話”ブームが起こったことを覚えている人もいるかもしれません。

 

さて、実はヨーロッパでは「ハーメルンの笛ふき男」の伝説がグリム童話の一つとして伝えられております。

挿絵家エロール・ル・カインが描いた絵本も日本で出版されておりますね。

童話だから作り話でしょ?

と思ったら実は、ハーメルン事件は史実として記録が残されているのです。

つまり、実際あった出来事がグリム兄弟などの人の手で記録され物語となり、現代まで読み伝えられてきたのです。(ただし、ある程度、話が脚色された点はあるという説も)

 

伝承の概要
1284年、ハーメルンの町にはネズミが大繁殖し、人々を悩ませていた。ある日、町に笛を持ち、色とりどりの布で作った衣装を着たが現れ、報酬をくれるなら街を荒らしまわるネズミを退治してみせると持ちかけた。ハーメルンの人々は男に報酬を約束した。男が笛を吹くと、町じゅうのネズミが男のところに集まってきた。男はそのままヴェーザー川に歩いてゆき、ネズミを残らず溺死させた。しかしネズミ退治が済むと、ハーメルンの人々は笛吹き男との約束を破り、報酬を払わなかった。
笛吹き男はいったんハーメルンの街から姿を消したが、6月26日の朝(一説によれば昼間)に再び現れた。住民が教会にいる間に、笛吹き男が笛を鳴らしながら通りを歩いていくと、家から子供たちが出てきて男のあとをついていった。130人の少年少女たちは笛吹き男の後に続いて町の外に出てゆき、市外の山腹にあるほら穴の中に入っていった。そして穴は内側から岩でふさがれ、笛吹き男も子供たちも、二度と戻ってこなかった。物語によっては、足が不自由なため他の子供達よりも遅れた2人の子供、あるいは盲目と聾唖の2人の子供だけが残されたと伝える。

引用: Wikipedia – 『ハーメルンの笛吹き男』

 

以上、これがドイツ北部にある小さな都市ハーメルンで1284年6月26日、実際に130人の子どもが失踪してしまった事件の概要です。

大量の子供がいきなり消えてしまうなんて、不可解なミステリーですね。

日本でいうと「神隠し」に近いものでしょうか。(当時、ヨーロッパでは子供十字軍が起きていて、奴隷商人が跋扈していた時代でもありました)

 

ところで、わらべうたの『とおりゃんせ』も神隠しに関連する説を唱える人が多いですよね。

<原文>
通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細道じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ

<歌の訳>
通りなさい、通りなさい。
ここは、どこの細道ですか?
天神様の細道ですよ。
ちょっと通して下さいませんか?
御用の無い者は、通しはしません。
この子の七つの御祝いに、御札を納めに参ります。
行きは良いですが、帰りは困難です。
困難ですが、
通りなさい、通りなさい。

引用: Wikipedia – 『通りゃんせ』

諸説色々あるのですが「神隠し」の背景には ”子供を神の生け贄にする” という儀礼があるようです。

七歳のお祝いに子供は晴れ着を着、天神様への細道を進み、お札を納めた後、子供は消えて帰って来ないことを指して「帰りは困難」と歌っているのだとか。

 

こ、こわいですねぇぇ・・・。

このことを頭に入れてYoutubeで「通りゃんせ」を検索して聴いたりしないでくださいね(笑)

 

いや、本当にマジで怖いから(実際に見ちゃった人です・・・)

 

スポンサードリンク

 

砂の塔の犯人予想!

もうあの人しかいない!?

先ず、ドラマ「砂の塔」がハーメルンの笛吹き男をモチーフにしていることは分かって頂けたかと。

となると、あとはハーメルンの笛吹き男のストーリーと、「砂の塔」のここまでのストーリーを見比べてみれば、ある程度犯人は見えてきます。

もう、犯人はあの人しかいないのではないでしょうか?

 

笛吹き「男」

先ず、「砂の塔」は序盤から「いかにも犯人」的な感じで弓子(松嶋菜々子)を描いておりました。

物語中盤に差し掛かると、弓子はどんどん行動するようになり、徐々に主人公・高野亜紀(菅野美穂)を脅かし、追い詰めるようになります。

しかしハーメルン事件のストーリーは、「笛吹き」が起こした事件です。

そのため、女である弓子が犯人である可能性は低いと考えます。

犯人は笛吹き男であり、しかも笛吹き男がひとたび笛を吹くと、ネズミ達を自分のところに集めてしまうスゴイ能力をもつ人間です。

 

笛吹き男はいったんハーメルンの街から姿を消した・・・

上で参照したハーメルン事件の話で

笛吹き男はいったんハーメルンの街から姿を消したが、6月26日の朝(一説によれば昼間)に再び現れた

との一文があります。

そうですね。

第8話で、生方航平(岩田剛典)コーチが街を出ることを高野亜紀に伝えるシーンがあります。

生方コーチが街を出る羽目になったのは、亜紀との不倫疑惑を追及され、追い出される形になったからです。(生方は自分の意志で街を出ると亜紀に語ってはいましたが・・・)

一方、ハーメルンの笛吹き男が街を出る羽目になった理由は、街の人が約束通り報酬を支払わなかった、いわば街の人からの裏切り行為です。

内容自体は違えど、陥ったシチュエーションはどちらも似ていると思いませんか?

 

あと気になるのが、笛吹き男の能力です。

笛を吹くと、町じゅうのネズミを自分のところへ集めることができますが、ネズミだけでなく子供も自分のところ(市外の山腹にあるほら穴の中)へ招き入れることができる能力を持つのです。

果たして、生方コーチにその能力があるのか?

砂の塔では、子供たちは強引にさらわれたというよりは、むしろ子供たちの方からハーメルン(犯人)についていったような描写がされておりますね。

子供に体操を教えている生方コーチには、その能力が備わっていると思うのは私だけ?

生方には女性を惹きつける能力もあります。)

 

 

最後にもう一つ。

このドラマはやたらと「あるべき母親像」が語られておりますね。

弓子の語る「あるべき母親像」。

亜紀が必死に目指そうとする「あるべき母親像」。

そして、失踪した子供の母親は決まって「軽蔑すべきダメな母親」でしたね。

 

第8話で生方コーチが、亜紀に向かって「あなたはいい母親だ」と語り微笑みます。

そう、亜紀は色々だめなところはあるけれど、生方コーチからみれば、いい母親なのです。

 

ただもし、あのとき亜紀が子供たちを置いて(捨てて)生方コーチの誘いにのり、一緒について行ったら?

果たして、生方コーチは亜紀のことを「いい母親」だと言ってくれたでしょうか?

もし亜紀が生方コーチについていく選択をしていたら、どのような展開になっていたのでしょうか。

そう考えると少し怖い

 

やはり私は昔の隣人生方航平がハーメルンだと予想します。

 

もちろん、生方コーチが犯人でない方が、予想が外れて私的には面白いのですが・・・

刑事さんも何か過去があるみたいだし、弓子にもまだ語られていない血の過去があります。

良質なミステリーは最後にちゃんと点と点を線で結んでくれます

あー、もういますぐ9話と10話を一気に見たい気分ですね。

 

【追記2016/12/04】

そういえば、「ハーメルンの笛吹き男」と「砂の塔」には、もう一つ共通点があることに気が付きました。

 

人身売買 です。

 

「砂の塔」第5話で人身売買をにおわすようなシーンがありました。

高野健一(ココリコ田中)が、阿相寛子(横山めぐみ)の夫・阿相社長(津田寛治)に頼まれ、女の子を空港に送り、男に引き渡すシーンです。

実は1284年6月26日のハーメルン事件で子供が失踪した一つの仮説として、奴隷として売られてしまったことが挙げられております。

11世紀末頃からヨーロッパでは、商人にだまされて奴隷として売り飛ばされた悲しき子供たちがたくさんいたそうです。

となると、奴隷商人=阿相社長ということになりますね。

 

残り2話でこうした伏線を全て回収してくれることに期待しましょう!

 

尚、ドイツで起きたハーメルン事件は、何世紀にもわたり膨大な調査がされたにも関わらず真相は謎のまま

なので「笛吹き男が悪ではない」という解釈だってアリなのです。

 

「砂の塔」は幼児失踪事件です。

もし笛吹き(口笛)男が生方コーチだとしても、子供を保護する目的で、子供シェルターを提供していた可能性だってあるわけですからね。

 

スポンサードリンク