「ノープー」とは髪を洗う際、シャンプーを使わないこと。
「No-Shampoo(ノーシャンプー)」を短くして「No-Poo(ノー・プー)」です!
ノープーのスタイルは色々あり、髪を湯船につけて洗う湯シャンだったり、塩や重曹、小麦粉などで洗う人も!(湯シャンは芸能界ではタモリさんや福山雅治さんが実践していることでも有名ですね)
ノープーは海外セレブの間で流行し、頭皮や髪に良いと言われ、かなりブームにもなりました。
ただこうした健康ネタは、情報を鵜呑みにしないことが大切。
最近、海外セレブのグウィネス・パルトロウが手掛けた「コーウォッシュ(CO-WASH: コンディショナーウォッシングの意。シャンプーでなくリンスやオイルで髪を洗うこと)」の製品を利用したユーザーの頭皮や髪にトラブルが起きて、訴訟にまで発展!
グウィネスは訴訟にまで発展!? “ノープー”の実態にUK版「エル」が迫る。 https://t.co/Sfs4HBWgJP pic.twitter.com/es3J3sEUvu
— ELLE Japan (@ellejapan) 2016年12月26日
出典: Twitter
トラブル原因はまだはっきりと分かっておらず
- 製品に有害成分が含まれていた?
- 製品の製品成分でなく、脂っぽくなった髪自体が問題だった?
など、いくつかの原因が挙げられております。
人種間での体質・髪質の違いや世代の違い、そして頭皮が強い人・弱い人など、とにかく個人差があるため、健康ネタに関しては注意が必要ですね。
ただ、女性にとってヘアケアはとても気になるもの。
従来の方法、つまりシャンプーでゴシゴシ洗うのも正直、髪や頭皮にイイとはあまり思えません。
となると、やはりノープーは実践すべきヘアケア法なのでしょうか?
ただ、ノープーを実践する上で、立ちはだかるのが「におい」の問題です。
Contents
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ノープーは臭い?ノープーの効果と成功のカギは?
シャンプーの問題点
毎日シャンプーをされる女性は多いでしょう。
ただ、過剰なシャンプーは、頭皮の必要な保湿成分(皮脂)まで取り除いてしまうため抜け毛にもつながると可能性も指摘されております。(頭皮の皮脂は天然の美容液と言われており、頭皮にとって必要不可欠なものです)
また、すすぎが不十分だと頭皮にシャンプー成分が残り、それが原因で炎症を起こしたりしてしまうことも。
そこで
「そもそもシャンプーなんかいらないんじゃね?」
というアンチケミカル論としてノープーが台頭しました。
そもそも日本では、現代の液体シャンプーは戦後に普及したもの。(江戸時代、庶民はひと月に1回位しか洗髪しなかったそうです)
シャンプー文化は実は歴史はまだまだ浅いのです。
ノープーの問題点
匂い・かゆみ
江戸時代の庶民の女性は、髪の匂いを紛らわせるために「伽羅油(きゃらゆ)」や「五味子(ごみし)」といった匂いが強い整髪剤を利用しておりました。
実際ノープーを実践すると、個人差はあるものの髪のネットリとしたベタつきや臭いに悩まされることになります。
それに加え、フケやかゆみなどもひどくなり、ギトギトした皮脂を落とすためシャンプーを再開してしまう人も出てくるでしょう。
ただノープー実践初期の時は、シャンプーの洗浄力に応じた皮脂量が分泌されているから、髪がベトベトになるのです。
頭皮がまだシャンプーモードのままであり、ノープーモードには切り替わっていないのが原因です。
頭皮に皮脂・汚れが溜まり細菌が繁殖し、これが特有の嫌な臭いやかゆみの原因となるのです。
ペターンとした髪型
ギトギトした髪のせいで髪型がペターンとなってしまい、女子力(見た目)が著しく落ちてしまう人もいます。
やはり容姿レベルが落ちてしまうと、女性的には厳しいですよね。
ただ、シャンプーの使用をずっと控えていれば、いずれは頭皮の皮脂分泌量がノープーモードに切り替わり、正常なバランスを取り戻すことができます。
が、そこまで辿りつくには個人差があり、1週間しかかからない人もいれば、4か月以上もかかってしまう人も!
こればかりは皮脂の分泌量は人によって違うため、「個人差」としか言いようがないのが実情のようです。
ノープーを成功させるカギは
スムーズにノープーモードに身体が移行できるか否か
にかかっているでしょう。
もしくは
ノープーモードに身体が移行するまで我慢できるか否か。
そこまでしてノープーを実践する価値はあるのか?
シャンプーに含まれる化学成分による肌・頭皮トラブルに悩んでいた方にとっては、ノープーを試してみる価値はあるかもしれません。
シャンプーを使わず、頭皮や髪を自然に任せることで、生き生きとした太い髪になる効果も期待できちゃいます。
しかしノープーの最大の壁はやはり「におい」です。
日本は湿度が高く、夏はジメジメし、人口密度は高いです。
特に都市部では電車の中や学校・社内などで人との距離も近いため、ひとたび「におい」が気になってしまっては、やはり「湯シャン」や「塩シャン」などでのノープーを続けていくことは(特に女性は)難しいのではないでしょうか。
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ノープー実践者におすすめのアイテム!
時短にもなるヘアケア「3 in 1」
- クレンジング(普段のシャンプー)
- コンディショナー
- 洗い流すトリートメント
の3つが1つになった「3 in 1」が2016年秋に発売!
その名もロレアルパリのクレンジングクリーム「エクストラオーディナリー オイル ラ クレム ラヴォン」という長すぎるネーミング!
商品コンセプトとしては
- すすいだ髪と頭皮にクリーム塗布
- 従来のシャンプーのように泡を立てず、髪に摩擦ダメージを与えない
というもの!
出典: [超斬新]3 in1で時短ヘアケア! 〜ノーシャンプーという新ノープー習慣〜
人気Youtuberの関根りさ(Sekine Risa)さんも紹介している本製品。
結構、みんなの評判もいい感じです!
これが普及すれば、将来シャンプーがなくなる日も来るかも!?
洗髪グッズよりも大切なものは「正しい髪の洗い方」
とにかく現代人(特に若い女性)はシャンプーしすぎです。
また、頭皮をキレイにしようとするあまり、爪を立ててゴシゴシと洗ったりしておりませんか?
爪を立てると頭皮・髪にダメージを与えてしまい、スカスカのヘア状態になってしまいます。
洗う時は爪は立てず、指の腹でモミ洗いすることが重要です。
頭皮マッサージのように汚れを(刺激を与えない程度に)揉み出すように洗うと良いでしょう。
結局のところ
- 自分自身にあったヘアケア方法を自分で知り
- それを正しい知識で実践すれば
自分らしい美しい髪をずっと保つことができるはずです。
- ノープーに成功したなら、それで良し!
- ノーシャンプー製品を使ってみて、それが自分に合えば、それで良し!
- シャンプーを継続する場合、シャンプーでの洗い過ぎに注意し、正しい髪の洗い方を実践できれば、それはそれで良いのだと思います。
是非、自分に合ったヘアケアを模索し、美しい髪を維持する努力をしてみてください!