ディズニー「モアナと伝説の海」の非難理由!なぜマオリがクレーム?

 

日本では2017年3月10日(金)に公開が決定しているディズニーの最新アニメ映画『モアナと伝説の海(Moana)』!(全米公開は2016年11月23日)

しかし今、ニュージーランドの先住民マオリ(Maori)から

他者の文化の信仰や歴史を食い物にして利益を得ようとしている

非難のクレームが挙がっております!

出典: Twitter

 

南の島を舞台にしたディズニーの新作ファンタジーですが、なぜマオリの団体から非難のクレームが挙がっているのでしょうか?

 

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南太平洋の神話と文化を描いたディズニーの意欲作

出典: Disney公式Youtube CH「モアナと伝説の海」特報

 

あらすじを確認してみると、主人公の少女モアナが幼少期に体験したある出来事(上のトレーラーのことでしょうか?)がきっかけとなり、海と強い絆で結ばれ、”海に愛される” という特殊な能力を身につけます。

何かディズニーらしい、すごく面白そうな冒険ファンタジーになりそうな予感・・・!

 

ディズニーがマオリを食い物にしている?

問題視されている半神半人の”マウイ” というキャラ

出典: Twitter
今回、全米公開に先立ち物議をかもしているのが「マウイ」というキャラクター。

ヒロインのモアナは、青年マウイと出会い、島々を探しに行く冒険の旅をするというストーリー展開に。

 

半神マウイといえば、先住民マオリ族の伝説である「英雄マウイ伝説

日本人にとって「マウイ」という名前は、ハワイ諸島の島の名前としてお馴染みですよね。

このマウイという名、実は神の名前としても知られております。

 

英雄マウイの母親はポリネシアの月の神「ヒナ」です。

ヒナの息子マウイは、神と人間のハーフとなります。

怪力の持ち主で、島を釣り上げたり太陽を支えたりと、ハワイだけでなくポリネシアの島々にその神話・伝説は伝わっております。

そのため南太平洋の国々ではマウイは英雄として崇められ、そして親しまれているのです。

今回、ディズニーがマウイの神話をベースにモアナを制作したことは、以下のティーザー映像を観れば分かります。

ディズニーが描く英雄マウイは・・・・

出典: Moana Official US Teaser Trailer

 

上の英語版公式ティーザー映像の冒頭で

Who Maui is

と問いかけ

  • 太陽を止めたり(ハワイでは太陽の動きが速すぎて人々が困っていたところマウイが太陽を捕まえたという伝説)
  • 島を釣り上げたり(ハワイ島に浮かぶ小さな島、ココナツ島を釣り上げたという伝説)
  • 巨大怪物と戦ったり

と語り、ノリノリのダンスを舞ったマウイに対し、主人公モアナは一瞬、呆然・・・。

 

出典: Twitter

 

このディズニー版マウイに対し、マオリの団体は

  • そもそも太り過ぎ!
  • マウイの描写がステレオタイプ過ぎ!
  • 映画を観た人に悪い印象を与えかねない!

と強く抗議!

Labour MP(ニュージーランドの労働党)いわく、昔の写真を確認するに

昔のポリネシア人は太っていなかった

と強く主張!

マウイの声優はドウェイン・ジョンソン

出典: Twitter

WWE(アメリカのプロレス団体)でプロレスラーとして大活躍したドウェイン・ジョンソン(Dwayne Johnson)が英雄マウイの声優として起用されたことも、マオリ団体としてはあまりよろしく思っていないのではないでしょうか?

ドウェイン・ジョンソンは現役引退後、俳優業で成功しております。

その攻撃的な見た目のドウェイン・ジョンソンを、今回のディズニーが描く英雄マウイのイメージに重ね合わせているのでは?

と疑問に思ってしまうのも無理はないかもしれません。

 

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映画モアナ関連商品のハロウィン用衣装も批判の対象に

出典: Twitter

マオリの半神半人「マウイ」をイメージしたと思われる子供向けのハロウィンコスチュームです。

これをディズニーストアが販売することで

マオリをネタに商売している

とマオリ団体が非難しております。

マオリのタトゥーは神聖なものとして崇拝

マオリは誇りの高き種族です。

そしてマオリ文化では、タトゥーは神聖で不可侵なもの

  • 伝統的なマオリのタトゥーは「モコ(moko」と呼ばれ、自分のアイデンティティ(起源)にかかわる宗教的なものであり、決してファッションではない
  • マオリのモコは同じデザインは一切なく、その人にとって唯一無二のもの
  • 各々のモコには大切な意味が込められている
  • 顔のタトゥーは、特定の社会的権威をもつ人だけが入れることが許され、身分証明書的な役割を持つ

 

そのため、マオリは決してファッション感覚でタトゥーを入れているのではないことを今回、声高に訴えたのでしょう。

 

 

 

以上、まとめとして、今回ディズニーに批判・非難されたことは

  1. マウイの見た目(キャラメイク)
  2. マオリ(の神聖な慣習)を利用したディズニーのグッズ商売

の2点ですね。

 

やはりディズニーが創った空想のキャラクターであれば好きなように描けるのですが、実在する種族や伝説を描く場合、しっかりその文化を学んだうえで忠実に描かないとクレームは来ますよね。

センシティブな問題で、難しいところです。

例えば、日本の侍や忍者なども、海外映画ではいかにもなコテコテのステレオタイプで描かれていることってよくありますよね。

こうした映画を通じ、誤った文化解釈が観ている側に伝わってしまうことはあるでしょう。

 

 

一方で、実際に映画を観てみなければ分からないところも多々あるかと思います。

少なくとも、半神半人マウイはヒロイン側につくことは分かっております。

ヒロインを助けてくれる、信頼できる冒険のパートナーとして描かれると思いますので、マウイ自身は悪く描かれるようなことはないでしょう。

さらにマオリの歴史・文化をリスペクトしたストーリーになっていれば言うことなしですね!

映画を通じてニュージーランドのマオリ文化が多くの人に伝わるわけで、実際に現地に行ってみようと思う人も出てくるでしょう。

そうすれば観光業も盛り上がり、両者Win-Win状態に!

という展開がベストだと思うのですが、いかがでしょうか。

(いまさら、マウイをダイエットさせるわけにはいきませんしね・・・・)

 

 

いずれにせよ、『モアナと伝説の海』が非常に楽しみな映画の一つであることに変わりはありません!

 

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