アリゲーターガーは人間を襲ったり食べたりする?国の対策は?

 

今月10 日、名古屋城の外堀で肉食魚アリゲーターガーが目撃され、話題となっております。

体長1メートルを超え、今もなお成長中。

しかも1匹だけでなく5匹はいることが確認されております。

出典: Twitter

アリゲーターガーがここで目撃されたのは7年前。

それ以来、毎年、市で捕獲を試みてはいるようですが…、

うまくはいっていないみたいです。

 

目撃されているアリゲーターガーは体長1メートル強とまだ小さいものの、成長するとメートルにもなるとのこと。(寿命は25~50年と長い!)

ここまでの大きさに育ってしまうと、かなり怖いですよね。

 

最近ニュースでも大きく報じられましたが、野生クマの襲撃により人命が失われてしまいました。

本来、人を食べないといわれていたツキノワグマ。

が今回、人を食べ物と認識していたことが分かり、専門家たちからも驚きの声が上がっております。

(これ、都会に住んでいる人にとっては「怖いね~」で終わる話かもしれませんが、熊が生息する山間部エリアに近い場所に住んでいる方たちにとっては死活問題ですね。)

 

果たしてアリゲーターガーは人を襲う、あるいは人を食料と認識してしまう可能性はあるのでしょうか?

 

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アリゲーターガーとは?

ガーパイク(ガー科)の中でも最大種

恐竜時代からの原始的な魚類、ガーパイク

細長く突出した口と、そこに並んだ鋭い歯が非常に特徴的な古代魚の仲間です。

今回、話題となったアリゲーターガーは、ガーパイクの中でも最大サイズを誇る種となっております。

世界最大級の淡水魚

アリゲーターガー(学名:Atractosteus spatula)はレピソステウス目レピソステウス科アトラクトステウス属に含まれる一種である。全長は約2m。北アメリカ最大の淡水魚であり、世界最大級の淡水魚としても知られている。

引用: Wikipedia – 『アリゲーターガー』

 

サイズに関しては、淡水魚のNo.1。

まれに3メートル近くまで育つ個体もいるのだとか…。

ちなみにアリゲーター、つまりワニの名前がついている理由はいたってシンプルで、ワニのような口をしているから。

するどい歯を持ち合わせている “ワニ魚” です。

 

なぜ北米の外来種が日本にいるの?

日本に生息していないアリゲーターガーがなぜ日本に?

これはペットとして飼育されていた個体を、飼い主が川や湖、池に放流したため

日本にいるガーはほぼ100%、ペットとして飼育されていたものと言われております。

アリゲーターガーはガーの中でも1番大きく育ってしまう種類にもかかわらず、ガーパイクの中では安価な部類(幼魚が2千円くらい)のため、安易な気持ちで飼ってしまう人も多いのだとか。

 

実はペットとして人気が高いガー

アクアリウムの世界、淡水で飼育できるガーの人気は高いです。(アリゲーターガーは生命力が強く、海水・淡水どちらでも生きていくことが可能)

大きい水槽さえ用意できれば、あとは一般的な小型熱帯魚とほぼ同じ要領で飼育できてしまいます。

 

ガーの魅力として挙げられるのが、原始恐竜っぽい姿

温和な生活で、飼育するにつれ人馴れして懐いてくる個体も結構いるようで、飼い主の心をくすぐるペットとして人気が高いのです。

 

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アリゲーターガーは人を襲う、もしくは食べたりするのか?

アリゲーターガーは肉食で主食は魚・甲殻類です。

食欲は極めて旺盛。

放流されたガーが日本の固有在来魚を食い荒らし、生態系が大きく崩れてしまうことが今、危惧されております。

大人しい性格の肉食ガー

ガーの気性は大人しいと言われております。

なので、通常は人は襲わない

でも、もしガーが空腹状態だったら…?

 

本来、用心深い動物であるクマがなぜ人里に下りてくるのか?

これは”人馴れした”とか諸説色々ありますが、代表的な理由としてよく言われていることが、

生息エリアでの食料不足により腹ペコになり、仕方なく食料を求め人里に下りてきた

というもの。

動物も食料がなくなり生命の危険にさらされると、リスクを冒さなくてはいけない状況に追い込まれてしまうのです。

 

アリゲーターガーも、通常であれば人間を捕食しようとはしないでしょう。

しかし、もし人がアリゲーターガーの至近距離エリア内に侵入してしまった場合、威嚇されたり興味本位で噛み付かれたりすることは十分考えられます。

また魚は、自分より小さいものは捕食対象とみなす習性を持ち合わせております。

エサと間違えて、人を襲う可能性も十分にあるでしょう。

 

アリゲーターガーが人を積極的に襲うことはないし、肉食魚ではあるものの人食い魚ではありません。

ただ危険か危険でないかと言ったら、危険な魚の部類に入るのかと。

ツキノワグマの一件のように、状況・場合によっては危害を与えてくる可能性はゼロではありません。

 

 

今後の国の対策について

今年の3月14日、環境省は輸入・販売などが禁止される「特定外来生物」にアリゲーターガーを含むガー科の魚を指定すると発表いたしました。

 

前述した通り、ガーパイクはペットとして飼育している人が多いです。

そのため、いきなり規制対象にするのでなく、徐々に周知徹底を行っていき、2018年4月から実際に規制対象にするのだとか。

 

特定外来生物に指定されれば

  • ペットとして飼育している場合、許可を得なくてはならない
  • 繁殖NG

となります。

 

今回は、名古屋城の外堀のアリゲーターガーが話題となりましたが、実際は関東の多摩川や琵琶湖など、全国各地でたくさんのガーが目撃・捕獲されております。

「釣りしていたらガーが釣れた」なんて報告はネット上で溢れております。

 

アリゲーターガー自体には罪はないわけで、誰が悪いのかといったら人間が悪い、というオチになってしまいます。

最近、同じ外来種であるワニガメの問題もニュースになっておりました。

結局、自然界のバランスを一番崩しているのは、

残念ながらやはり人間なのだ

と、暗澹とした気持ちになってしまうニュースでした。

 

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