代官山の廃墟の場所と所有者は誰?ブルネイの世界一金遣い荒い男とは

 

東京・代官山にある謎の廃墟がSNS上で話題になっております。

代官山の複合施設「ヒルサイドテラス」の近くにあり、「目黒区青葉台」という地価が非常に高い一等地にその廃墟はあります。

出典: Twitter

住所「目黒区青葉台1-6」でGoogle mapで検索すると、以下の航空写真がみれます。

 

推定される土地面積は1700坪くらい。

目黒区青葉台は坪単価500万くらいするところもありますので、それで単純計算してみると

1700坪 x 500万円 = 850,000万円(85億円!!)

と、とてつもない金額が!

 

一体この広大な土地の所有は誰なのでしょうか?

なぜ建物は完成されることなく廃墟化してしまったのでしょうか?

どうやら、世界一金遣いの荒いプレイボーイが、この訳あり物件に関与しているようです。

 

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代官山の廃墟の所有者は誰?

「Bandone Sdn Bhd」とは?

デンマーク大使館とレストラン「リストランテASO」の間にある入口ゲートには、以下のような看板が。

出典: Twitter

 

Bandone」の読み方はバンドーン、バンドーネでしょうか。これは会社名です。

Sdn Bhd」はスンディリアン・ブルハド(Sendirian Berhad)の略で、日本語訳は「非公開会社」となります。

この廃墟はBandone社が管理・監督しているということです。

(尚、SDN BHD表記される会社は比較的、会社規模が小さい、個人経営の会社であることが多い)

 

入口のゲートは閉鎖されており、当たり前ですが勝手に入ることは許されておりません

 

ジェフリ・ボルキアの豪邸になるはずであったが・・・

この廃墟邸宅ですが、実は廃墟マニアの間では前々から有名でした。

 

結論から言ってしまえば

この建物はブルネイ国王の末弟である

ジェフリ・ボルキア(Jefri Bolkiah)

という人物の豪邸となるはずでした。

出典: Twitter

 

第29代に当たるブルネイ国王「ハサナル・ボルキア(Hassanal Bolkiah)」はブルネイ・ダルサラーム国の絶対君主。

ギネスで「世界一の富豪」として記録されたこともある大富豪です。(推定個人資産はなんと約2兆円!)

そんな富豪国王の末弟がジェフリ・ボルキアで、この代官山の廃墟の権利者だと言われております。

 

世界一金遣いの荒いプレイボーイ

ジェフリー・ボルキア氏の浪費癖はすさまじい。

  • 2300台の高級車コレクション
  • プライベートジェット、ヘリ合計8台
  • ダイヤモンド2億ドル分
  • スーパーヨット2隻
  • NYパレスホテル、LAベルエアーホテル
  • 誕生日にマイケル・ジャクソンさんを1700万ドルで呼ぶ
  • ロンドンのプレイボーイクラブを3400万ドルで購入(市場価格の4倍)
  • マライア・キャリーに総額540万ドル(約5億円)のプレゼント
  • 企業や団体250社

 

そんな散財癖のあるジェフリ氏ですが、1986~1998年の間、ブルネイの財務(大蔵)大臣の職に就いておりました。

当時からその浪費癖が問題視されていたジェフリ氏が、代官山にプール付きの大豪邸を建設する計画をしたのは1995年あたり。

 

しかし1997年にアジア各国で急激な通貨下落現象が起こります。

アジア通貨危機(Asian Financial Crisis)です。

 

ブルネイ・ドルはシンガポール・ドルと交換されていたのですが、シンガポールドル下落によりブルネイ・ドルも大きく下落。

またブルネイは石油・天然ガス資源が豊富で、それを輸出することで潤っている国なのですが、1997年に石油価格の世界的な下落が起こりました。

半分近く下がった石油価格により、ブルネイの国家の収入が大幅に減り大打撃に!

 

これによりジェフリ氏が経営していた「アメデオ社」(Amedeo)という大企業も倒産。

雇用されていた2万人の社員が職を失ってしまいました。(ブルネイの人口は当時約30万人だったので、国民の6%が一気に失業状態に追い込まれた計算となります。)

 

さらにジェフリ氏は、アメリカでセクハラ裁判を起こされます。

訴えたのは元ミスUSAのシャノン(Shannon Marketic)さん。

出典: Twitter

 

モデルの仕事がある」と誘われブルネイに行ったミスアメリカ。

しかし王宮に閉じ込められ、セクハラを受けそうになったと主張し、ジェフリ氏とサルタン(国王のこと)を訴えます。

結果は女性側が敗訴

しかし、この裁判によりブルネイ王室のイメージが大きく損なわれ、ジェフリ氏を含めた兄弟間でのいざこざに発展します。

兄弟争いに敗れたジェフリ氏は国外追放され、今はヨーロッパで暮らしていると言われております。

 

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代官山の廃墟が放置されている理由は?

日本とブルネイの関係

経済面

日本は、1972年にブルネイからの天然ガスの輸入を開始して以来、2013年現在、年間約500万トンもの天然ガスを輸入している。これは、日本の全天然ガス消費量の約6%にあたり、ブルネイの輸出する天然ガスの約85%あたる

引用: Wikepedia – 『日本とブルネイの関係』

政治面(ブルネイ王室との関係)

日本の皇室とブルネイの王室の関係は、国交樹立から30周年の節目にあたる2014年現在まで、良好な関係を築いてきた。1984年のブルネイ独立後、ボルキア国王は国賓として日本を訪れ、昭和天皇との晩餐会に出席した。国王は、前述の大喪の礼や即位の礼での参加だけではなく、2003年の日・ASEAN特別首脳会議、2007年の日・ブルネイ経済連携協定署名式典、2010年の横浜APEC首脳会議、2013年の首脳会談や日・ASEAN特別首脳会議の際に、今上天皇と会談や茶会などを行うなどして、関係を深めている。

引用: Wikepedia – 『日本とブルネイの関係』

支援面

2011年の東日本大震災の際には、日本は、ブルネイ政府から100万米ドルの寄付や、民間から多数の支援を受けた。

引用: Wikepedia – 『日本とブルネイの関係』

 

このように、日本とブルネイとの国のつながりは相当に深いことがわかります。

ブルネイにとっては日本は自分たちの資源を買ってくれるお得意さんですし、天然資源に乏しい日本にとってはブルネイは貴重な貿易相手国でもあるわけです。

 

放置されている理由は外交的な理由か

代官山という一等地の土地を買いたい人・企業はいくらでもいるでしょう。

なのにどうして廃墟のまま、いまだに放置されているのでしょうか。

 

先述したとおり、この廃墟の土地の権利者はジェフリ氏であり、王室を追放されたもののブルネイ王室一族です。

金満なジェフリ氏は何ら問題なく毎年、この広大な一等地の土地の固定資産税を払い続けていることでしょう。

 

そんな中、もし国(日本)がこの土地を差し押さえ競売にかければ、ブルネイとのいらぬトラブルへと発展してしまう可能性もなきにしもあらず。

面倒なことを避けるため、国がこの土地の売却を意図的に阻止しているのではないでしょうか。

何かしらの阻止策が施され、第三者には手が出ないようになっている「訳あり物件」状態になってしまっているのではないでしょうか?

 

 

しかし世の中にはいろいろな訳あり物件が存在するのですね。

ただ、ここまでスケールが大きい訳あり物件もそうそうないでしょう。

 

尚、ジェフリ・ボルキア氏には、ファイク・ジェフリ・ボルキア(Faiq Jefri Bolkiah)という息子さんがいらっしゃいます。

彼はブルネイ国王の甥にあたり、ブルネイ代表主将を務めている優秀なサッカー選手でもあります。

出典: Twitter

 

所属クラブはイングランド・プレミアリーグを昨シーズン制したレスター・シティFC!

そうです、なんと岡崎慎司選手のチームメートでもあるのです。

いや~、驚きです。

 

 

以上、廃墟ひとつひとつには、固有のストーリーが潜んでおります。

それが廃墟の魅力であり、

気味悪さであり、

そして時に

美しさでもあったりするのです。

 

廃墟ビジネス?廃墟遊園地が観光スポット!滅びの美学とノスタルジー

2016.06.09

 

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